歯を失った時の選択
虫歯や歯周病など、様々な原因で歯を失ってしまった方、これからどうしたらいいのか悩まれているかと思います。入れ歯の種類もたくさんありますし、それ以外の選択肢もあります。いくつかの方法をご提案いたしますので、最適な治療方法を私たちと一緒に考えていきましょう。
歯を取り戻すことは、とても重要です!
歯が抜けたまま長い間放置すると、様々なトラブルの原因になります。なんでも美味しく食べられる幸せを失い、健康を損なうことにもなります。
- うまく噛めず、顎がつかれてしまう
- 食べたいものが、食べられない
- 全身にも影響を及ぼす
- 栄養が取れなくなる
- 恥ずかしくて人と会いづらい
- 息が漏れて喋りづらい
歯が抜けた状態を放置して障害が起きてしまうと、治療は大変なものになります。さらに時間がかかり治療費も高額になってしまいます。歯がない状態だと「見た目」や「発音」に障害が出たり、「お口を開けて笑えない」「人と会いたくなくない」など、生活に大きな影響が出ることもあります。
できる限り早く、ご自身にあった治療を見つけましょう。
失った歯を取り戻す3つの方法
入れ歯やブリッジについては、失った歯の周りの歯に負担をかけることにもなるため、失った歯のことだけを考えて治療法を選択することは危険です。生涯とおして健康な歯をできる限り多く残し、快適な毎日を送るため、あなたに合う治療法を、歯科医と一緒に選択していきましょう。
- 入れ歯
- 歯を失った部分に入れる「取り外し式の歯」です。ご自身で取り外し、洗浄する必要があります。
- ブリッジ
- ブリッジは歯を失った部分の両隣の歯を土台とし、橋を架けるようにかぶせ物を作る治療法です。
- インプラント
- 歯を失った部分の骨にチタン製の人工の根(フィクスチャー)を埋め込み、その上に歯をかぶせる治療です。
入れ歯に関るするお悩み
入れ歯は、ほとんどの方に適応ができる治療です。自費治療と保険治療の入れ歯があり、種類が豊富になっています。新しく入れ歯を作りたい方、今すでに入れ歯を入れていて入れ歯に関するお悩みのある方、一度ご相談ください。
- 違和感があり、かたいものなどが食べにくい
- 入れ歯のバネ、金属の見た目が気になる
- 一度作った入れ歯が、合わなくなってきた
- 入れ歯の人工歯が、すり減ってきた
自費治療の入れ歯では、使用できる素材が選択できるため、できる限りお一人おひとりのご要望に近い入れ歯をおつくりしていくことができます。
バネの無い入れ歯(保険適用外)
保険治療での部分入れ歯は、入れ歯を安定させるためにバネ(ハリガネ)を歯に固定する方法です。バネを使わない入れ歯は、歯ぐきの色に似た樹脂を使用し外れないようにするので、ハリガネが目立つことはありません。
バネを使わない入れ歯の特徴
- 入れ歯と気付かれにくいのが特徴です。
- 保険治療の物に比べ薄く、軽く、やわらかいです。
- 隙間が少ないので、食べ物が挟まりにくいです。
- お口の中の温度で軟化し、フィットします。
バネを使わない入れ歯のリスク・副作用
- 保険適用外の治療となり、全額自己負担となります。
- 残った歯の状態・本数により、この治療を受けられない場合があります。
バネを使わない入れ歯の料金
198,000円~385,000円(税込)
※バネを使わない入れ歯は、部分入れ歯となり、抜けている歯の状態に応じて料金がことなります。また、上記は2022年8月時点での料金となります。材料費の変動等で料金が異なる場合がございます。治療をご希望の方へは、ご来院いただき検査・診断のうえで詳しく担当歯科医師よりご説明いたします。
金属床の入れ歯(保険適用外)
保険の入れ歯は歯ぐきの部分(床)は樹脂なのですが、強度の確保のために厚みが平均1.5〜2mm程度必要となり違和感を覚える方もいます。金属床の入れ歯は金属を使用し強度があるので、床の部分が薄くできます。当院では生体親和性が高く、金属アレルギーが出にくいチタンという金属を使用しています。
金属床の入れ歯の特徴
- 一般的なプラスチックの入れ歯より、薄くて違和感が少なく丈夫です。
- 金属の部分は食べ物の温度が伝わりやすいです。
熱い、冷たいといった感覚が分かるので、おいしくお食事が出来ます。 - 人工歯が「陶材」という、丈夫で美しい材質です。保険の入れ歯よりもすり減らず、長持ちします。
- 噛む力が強い為に、保険治療の入れ歯だと割れてしまう方にもおすすめです。
金属床のリスク・副作用
- 保険適用外の治療となり、全額自己負担となります。
- プラスチックの入れ歯に比べて、破損時の修理が難しいです。
金属床の料金
330,000円~550,000円(税込)
※金属床の入れ歯では、使用する金属の素材によって料金が異なります。また、上記は2022年8月時点での料金となります。材料費の変動等で料金が異なる場合がございます。治療をご希望の方へは、ご来院いただき検査・診断のうえで詳しく担当歯科医師よりご説明いたします。